| わたけん甲州道中ラン２０１９ |
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１日目 | ２日目 | ３日目 | ４日目 |
平成最後の日となる4日目は朝5時半に起床。カーテンの向こう側には雨音。朝ご飯食べて、文章書いて、朝7時半にようやく本日のスタート地点へ。早くもシューズにウェット感が…。憂鬱だな…。
それでも、いざ走り出すと気分が乗ってくるもので、ランナーってつくづく単純だなあと思う(笑)。 街道から少し離れて寄り道。超絶土木技術「信玄堤」を見学し、僕ら世代のスーパースター中田英寿（ヒデ）の母校「韮崎高校」を訪れる。聖地巡礼ってやつですな(笑)。 この日のコースはざっくり言えば、スタートしてから70%（約50km）は延々ダラダラと上り、残り30%（約20km）は下り。非常に分かりやすい。 そして、何と言っても八ヶ岳、南アルプスをはじめとする美しい山岳の形姿が旅人の心を踊らせ…って、あらら？全然見えてないし…(泣)。 …そういうわけで、絵面的には地味に映ってしまいがちですが、雰囲気ある古き良き町並みもあり、山から流れ出る豊かな水の音色も聞こえ、旅人は心が踊りましたよ。 また、「割菱」や「花菱」の文様が各所で見られ、武田家LOVEの地域性が垣間見れました。 途中、川那部さんから教えて頂いた「七賢」に寄り道。利き酒したかったですが、洒落た店内は結構な賑わい。仕方なく諦めた。ゴールすれば今夜は飲める(泣)！そう言い聞かせて。 そして、この旅恒例となったイベント、歩きの達人さんとの再会(笑)！この日は僕のスタートが遅く、寄り道も多かったため、随分遅い再会となりました。 翌日は最難関の和田峠に挑まれるとのことで、御無事を祈り、上りから下りに切り変わる「原の茶屋」でお別れ。 4日間、本当におもしろい道中となりました。ありがとうございました！また何処かでお会いしましょう！街道トークしましょう！ そして、この後、歩きの達人さんは、偶然にもほどがありますが、川の道の応援に訪れた片山ご夫妻と小諸近くでお会いすることになります。街道フリークには引かれ合うものがあるようですね(笑)。いやー、ビックリしましたよ。 さて、諏訪湖までの道は下り基調。どんどんスピードを上げる。雨は降ったり止んだりで、ポンチョは装備したまま。格好としては若干怪しいが、肌寒くなってきたので丁度よい。 湖を見下ろせる位置に着いた頃、外が暗くなってきた。街の灯りが取り囲み、大きな湖面の位置を教えてくれる。カエルの鳴き声が響く中、ひたすらゴールを目指す。 小高い住宅地を通り抜け、諏訪大社下社秋宮を横切り、ついにゴール地点の下諏訪宿に到達！ やったー！酒だー！温泉だー！ …と、薄暗くひと気の少ない宿場町で興奮する中、温泉帰りのお姉さまがちょうどこちらに向かって来られた。 「突然すいません。写真を一枚お願いしたいんですけど。」 「（ビクッ！）ええ？写真ですか？」 「（やばい、不審者を見る目だ…）東京から走ってきて、たった今、到着したところで、せっかくだから記念にと…。」 「えーっ！東京から！走って(笑)？何かすいません、こんなお風呂あがりの格好で…。」 「あ、いや、こちらこそ怪しいやつが突然申し訳ないです…。」 パシャリ。お姉様、怪しいやつのリクエストにお応え頂きありがとうございました！良い記念になりました。 ココは「甲州道中」のゴールであり、「中山道」との交差点でもある。たった今走り終えたばかりだが、早くも中山道に思いを馳せてしまう…。 そして、中山道と甲州道中の交差点ゆえに、僕にも奇跡の出会いが！ 昨年の東海道ランでお友達になった呑んだくれ歩き旅夫婦が同じ日に中山道ルートで下諏訪宿に御到着。申し合わせた訳ではなく、偶然のタイミング。旅の神様がウルトラミラクルを起こしてくれた！ …そういうわけで、夜は宴会！明日のことは考えず、たくさん食べて飲んで、たくさん話しました。お2人の明る過ぎるキャラにつられてずっと笑いっぱなし(笑)。幸せな時間でした。 宴が終わり、この日の宿は僕に似つかわしくない温泉宿。平成最後だし、大盤振る舞い(笑)！ 宿に着いたら洗濯するのが旅ランでの習慣だけれど、宿が高級過ぎて洗濯設備が無いぞー(笑)！仕方なくお風呂でせっせと洗濯。 いつの間にか時計は24時を回り、真っ裸で酔っ払いながら洗濯するという超間抜けな格好で令和の時代が幕を開けました…(笑)。
◆発着：甲府宿→下諏訪宿（約70km） 甲府宿(甲府市)→韮崎宿(韮崎市)→台ヶ原宿(北杜市)→教来石宿→蔦木宿(長野県富士見町)→金沢宿(茅野市)→上諏訪宿(諏訪市)→下諏訪宿(下諏訪町) ◆食事：武川町農産物特売センターの本場武川米おにぎり@台ヶ原宿、ひなたの山賊焼＆信州の長いもからあげ＆真澄純米生酒等@上諏訪宿 ◆観光：信玄堤、韮崎高校（中田英寿母校）、七賢大中屋、諏訪湖 ◆宿泊：ホテル鷺乃湯
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