【第70回内濠駅伝結果】
祝！！女子エリート準優勝！！男子エリートも６位で、１４大会連続入賞、また他チームでは自己新２名が出る素晴らしい大会となりました！！
おめでとうございます！！
月曜日の１日平日を挟んで開催（毎年建国記念日の開催のため）となった令和最初の内濠駅伝は、昨年の過酷な小雪の寒さとは対照的に雲一つない青空と比較的暖かい駅伝となりました。
参加された選手のみなさん、サポートしてくれたみなさん、本当にありがとうございました。
◆千代田ヤングエリート
・１区〜３区まで前週の日曜日に開催された別大サブスリー組を配置したものの短い距離は本来の調子を取り戻せず、４人全員１７分台が出ませんでしたが他チームも軒並み低調だったことにも助けられ、何とか６位と１４大会連続エリートチーム入賞を維持し、今年も表彰状と盾をいただきました。
（逆に昨年は他チームも好調で６位でしたがタイムは２分ほど今年の方が遅い結果でした。）
・２年連続別大サブスリー達成から９日間あったため、慣らし程度で３日前に軽く走ったが足が重いのはすぐに感じる程で不安の中、スタート。２ｋｍまでは一般、高校の先頭集団からやや後方の７位にいましたが、じわじわ数名に抜かれる失速。しかし半蔵門からの下り坂で駅伝に出ていない一般の皇居ランナーが私を引っ張ってくれるように斜め前から並走してくれたおかげで、後半持ち直して１８分ちょうど（運良ければ１７分５９秒！？）と最低ラインで昨年同様１２位で通過。
・２区は三輪さん。仕事が忙しく、別大もかなり苦しい中で走ったと言ってましたが（それでも２時間５６分）、駅伝までの９日間走っていないということで今できる走りを心がけた結果、１８分４６秒をマークして６人抜いて一気に６位に。山ちゃん→三輪さんの１〜２区コンビは、これで１８回目になりますが、全て入賞（８位以内）しており、山ちゃんのスタートダッシュからの三輪さんのごぼう抜きの名物は、令和になっても健在です。
・３区は３年ぶり別大サブスリーの渡辺健介さん。昨年は山ちゃんより速い１７分４３秒でごぼう抜きを成し遂げましたが、今年は年末の人間ドック結果に出たように内臓系の調子が悪かったか、先の土日に秩父でトレイル練習？遊びすぎ？の影響か、想定外の１９分８秒とまさかの１９分台に。ここで１人抜かれて７位と入賞に黄色信号が点滅しかけます。
・しかし、これを救ったのが１月のタイムトライアルで山ちゃんに勝ち、自己ベストを大幅に更新する１８分４秒をマークした４区の大門聖和くんでした。母親から「周囲に速さが近いランナーがいないと中だるみする可能性があるので引っ張ってほしい」と頼まれていたので、女子４区の西山さんを見送った後に男子一般の部の順位を確認しながら逆走して大門くんを待ちます。本人曰く「北の丸公園付近が少し辛かった」とのことですが、１人抜いて６番目で半蔵門からの下り坂を降りてくることを確認すると残り５００ｍを先導で引っ張り、１８分５９秒でゴール。粘り勝ちで、６位でフィニッシュ！！
・今年は優勝チームが１時間９分台、２〜３位が１時間１０分〜１１分でしたが、４〜６位が１時間１３分〜１４分台と軒並み低調。同じ６位でも昨年のタイムを今年に当てはめれば４位に入る順位だったため、今年は全体的に速い選手が少なかったという結果に助けられました。この傾向は内濠駅伝のみに見られますが、他の駅伝が日曜日開催に対して、内濠駅伝は建国記念日に行われるため、火〜木曜日に該当すると速いランナーが仕事等で来られないランナーも出るようで、金〜月の祝日や連休になる年よりもタイムが全体的に遅くなります。来年は同じメンバーで１７分台を取り戻せれば、また５年ぶりの３位以内メダル付表彰も狙えるはずです。ヤングエリートの皆さん、頑張りましょう！！ありがとうございました。
◆千代田エリート１８
・２０１９年度のタイムトライアル、駅伝で平均１８〜１９分台前半を出すチームで構成。春山さんがケガで応援にまわり、下村さんが当日風邪をひく緊急事態で補欠を起用しました。
・１区飯村さんが自己ワーストの２０分８秒。しかし、これは１区下村さんの風邪の代役で急遽４区だった飯村さんを１区にまわした点と、当初４区を走ることから逆算してガッツリ食事してしまっていた点もあり、スタートを飛ばしたものの途中からお腹が痛くなり失速したことが原因なので、監督としては無理させて申し訳ない結果にさせてしまいました。
・２区は前日誕生日だった杉浦さん。内濠駅伝は建国記念日開催のため、毎年必ず前日が誕生日になってしまう流れなので今回は飲み過ぎず、事前に調整できる範囲で走ってもらいました。本人曰く「仕事も忙しく、練習できなくてジムで走る日々が続いているので１９分３０秒以内できれば合格」としていたようで、スタート１ｋｍ３分３０秒と１７分台ペースで飛び出し、途中でペースを調整。しかし、最初のスタートの貯金の影響か１９分１６秒と自己合格ライン内で走り抜けました。
・３区はケガした春山さんの代走の池嶌さん。本人曰く「風邪気味なので無理せず走る」と話していた通り、２１分５３秒で走り、４区に襷を渡します。
・４区は飯村さんが１区に走った代わりに粟野さんを緊急起用。前年も笹岡くんのインフルエンザで緊急代走を依頼しており２年連続代走となりました、本人曰く「今年は代走はないだろう」と思い、前日０時まで飲んでいて、今日も朝、応援のため電車で向かっていたのですが、代走が分かり一度家に着替えを取りに行くご迷惑をおかけしました。そんなコンディションの中でも２２分１３秒で走っていただき、本当に本当にありがとうございました。
・千代田エリート１８はケガ人や風邪でメンバーが変わり、チーム名の１８分台には届かず（それどころか平均１９分台にものらず、平均２０分台に・・・）、千代田エリート１９に逆転を許す下克上を起こされましたが、当日までメンバー入れ替わりもある緊急事態の中、素晴らしい走りで頑張ってくれました。本当にありがとうございました。来年は再度エリート１８を目指しましょう！！
◆千代田エリート１９
・２０１９年度のタイムトライアル、駅伝で平均１９分〜２０分台を出すチームで構成。鈴木さん、藤原さんがケガで応援にまわり、川那部さん、辻さんを補欠で起用しました。このチーム、全員前回の東京オリンピック前後に生まれた世代であり、２０２０年東京オリンピックに向けて頑張ってほしいという思いを込めて、このメンバーにしなした。ちなみに補欠も同じ世代です。
・この駅伝に並々ならぬ闘志を見せたのがタイムトライアル常連の１区山梨（力）さん。昨年はタイムトライアルでも２０分台が」多く本人も不本意であり、また周辺にいっぱいいる同世代に今年は負けないぞという意気込みもある中、１９分４３秒と１年ぶりに１９分台に返り咲く熱い走りを見せてくれました。
・この山梨さんの魂の走りを受け継いだのが２区の川那部さん。話題の新しいナイキのヴェイパーフライを装備した１月末の勝田マラソンで自己ベストを１０分以上更新すると今回の駅伝でも疲れ知らずで飛ばす飛ばす！！結果は自己初の１９分台（１９分５５秒）をマークし、皇居の自己ベストを約1分も更新する走りを見せます。
・この快走をつないだ３区の泉さんもナイキヴェイパーフライを装備。本人曰く、風邪気味の治りかけで本調子ではなかったようですが、今年からヴェイパーフライを履いて、ハーフマラソン、フルマラソンも自己ベストを出しており、なんと川那部さんに続き、泉さんも自己初の１９分台（１９分５８秒）をマークして、皇居の自己ベストを２０秒近く更新します。恐るべしヴェイパーフライ！！
・この時点で既にエリート１８に約２分近い差をつけており、粟野さんとのデッドヒート予想が無くなった４区の藤原さんの代走の辻さん。自己ベストに近い２０分台を狙いましたが、惜しくも数秒届かず、２１分２秒でフィニッシュ。ちなみにヴェイパーフライではありませんでした。
・千代田エリート１９はヴェイパーフライ効果もあり、自己新及び初の１９分台を出す人が２名登場。千代田エリート１８に逆転勝ちする下克上が発生し、東京オリンピック世代が監督の期待通り、素晴らしい力走で頑張ってくれました。本当にありがとうございました。ただ平均１９分台には届かなかったので、来年は真のエリート１９を目指しましょう！！
◆千代田レディースエリート
・連覇を狙いましたが、錦城学園（高校生）に破れ惜しくも２年ぶりの準優勝！！それでも４年連続２位以内という快挙達成です！！おめでとうございます！！
・この３年、現役中高生とのマッチレースを繰り広げ、３年前は九段中等陸上部を抑えて優勝、２年前は同校にリベンジされて準優勝、昨年は二松学舎高校を制して優勝と大人ｖｓ学生の激しいライバル争いを展開しましたが、今回の相手は錦城学園がライバルとなりました。
・１区の我らが千代田女子のスピードスター篠原さんが、錦城学園２チームと三つ巴の争いを演じ、本人曰く「最近はタイムトライアルでもギリギリ２０分台が出ない」と悩んでいましたが、昨年の同大会よりも３０秒速い２０分４４秒の３位で襷を渡します。
・２区は安定感を誇る石川さん、錦城学園１チームを抜き、２位となって２１分１２秒で通過！！いつもはタイムトライアルで熾烈な争いを繰り広げる１区篠原さん、２区石川さんですが、駅伝になると本当に心強い１〜２区コンビです。
・３区は、史上初のタイムトライアル２度目のＭＶＰを受賞した石井牧さん。１２月に腸脛靭帯炎で年明けまで安静にしていましたが、５ｋｍは問題ないレベルに回復。本人曰く「やめたい、しんどい」と思っていたようですが、竹橋や半蔵門、桜田門手前の下り坂等、いたるところに千代田の応援隊や走りながら応援するランナーに出くわし、休めない緊張感のまま２１分３４秒と、さすがの走りをして襷を繋ぎます。
・４区はタイムトライアルを毎年複数回更新する西山さん。彼女もナイキのヴェイパーフライを履くランナーですが、寒さで筋肉が固まったか中盤で足がつるような状態になります。しかし、それでも２２分１０秒という速さで走り抜け、２位でゴールテープを切りました！！
・これでこの４年間、千代田レディースエリートは、優勝→準優勝→優勝→準優勝！！千代田史上初の４年連続２位以内を飾り、賞状と盾だけでなく、個人個人に銀メダルが授与されました。４人とも３度目のメダル受賞です。１位の錦城学園とは６分程の開きがあり学生チームの王者の走りを見せつけられましたが、３位との差も３分以上あり、社会人チームとしては圧巻の走りでした。
・千代田レディースエリートは今、２２分台以内で走れるメンバーが６人いる戦国時代で、２月にタイムトライアル初参加した新人ランナー落合さんも２１分台で走り、まさに層が厚い美女部が形成されています。奥多摩駅伝の男性ボーダー基準に入っているランナーも７人中過半数いるため、まさに千代田男女ともに群雄割拠です！！来年はより磨きをかけて、優勝奪還しましょう！！
競技後は、各ポイントで応援してくれたメンバーと合流し、集合写真と千代田エリート、女性エリートの表彰状と盾、メダルを披露した写真撮影を行い、竹橋に集まって約３０名近くで盛大に乾杯と成績披露。その後、別大報告と春山さんのタイムトライアル表彰も行い、塩田さん不在の代わりに朝倉パパの「万歳三唱＋一本締め」でお開きとなりました。
今年も若手とベテランが融合した素晴らしいチームとなりました。私自身が選手兼任監督
で６回目の内濠駅伝を迎えますが、毎年別大１週間後かつ一番寒い時期の駅伝で、１区の選手としていっぱいいっぱいで、また風邪の流行と大会シーズンでケガする可能性も一番多い駅伝なので常に皆さん無事に出走できるか心配ですが、サポーターで走っていただける方がいるのは本当に心強いです。皇居三大駅伝でもこの駅伝だけは補欠や代走が集まりにくいのですが、今回も選手、代走、記録係、カメラ班、集金係、差し入れ担当等、全てにおいて多大なる支援をしていただき、本当にありがとうございました。皆さんの支援のおかげで、２チームの表彰、特に女子の準優勝を見ることができ、とても感慨深い大会になりました。
何より大会が多いシーズンの中、また寒い中、多少のケガやコンディション不良がありながらも無理せず安全かつ速く走ってくれたことは選手を預かる監督として安堵しています。
令和最初の内濠駅伝も襷が全員つながって本当に良かったです。
千代田のレベルが上がっている昨今、新加入も続々のメンバーが揃っているので、新元号初となる来年の内濠駅伝は男女合わせて全チーム入賞を目指して、頑張りましょう！！
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