【第69回内濠駅伝結果】
祝!!女子エリート2年ぶりV奪還の優勝!!男子も6位入賞、13位、19位と高レベルな結果!!
おめでとうございます!!
3連休の最終日(毎年建国記念日の開催のため)となった平成最後の内濠駅伝は、ここ20年近いデータでは初の小雪が舞う寒い寒い過酷な駅伝になりました。
そんな天候でも参加された選手のみなさん、サポートしてくれたみなさん、本当にありがとうございました。
◆千代田ヤングエリート
・昨年と違い、全員復調しつつあるヤングエリートですが、今年はライバルチームが軒並み速く、何とか皆で食らいついて6位と13年連続エリートチーム入賞を維持し、今年も表彰状と盾をいただきました。
・別大明け、サブスリー達成の代償か筋肉痛がなかなか治らず、少し不安でスタートした山ちゃん。雪が舞う中、足が固まり、太ももも張る感覚で他チーム2人と三つ巴の争いを演じる中、竹橋先の高速道路で大矢さん登場!!「食らいつけ!!」の言葉を横に抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り返すも足全体が寒すぎて重く、得意の下り坂でスパートできず、12位で通過!!それでも何とか17分46秒と最低ラインはクリア。
・これを救ったのが悔しい別大をバネに1週間を過ごした2区の渡辺健介さん、短い距離ならNIKEのズームフライは健介さんの身体にフィット!!山ちゃんより速い17分43秒で数人抜き!!順位を上げます。
・3区の下村さんは、最近伸び悩み、忘年駅伝打ち上げで「内濠駅伝で17分台が出なかったらタイムトライアルに毎月出る」と宣言!!結果は、19分3秒と本人曰く「落ちるところまで落ちてしまった」と惨敗!!それでも6位で襷を渡します。
・最後は常に安定した走りで前夜、NHK大河ドラマ「いだてん」を見て気合いが入る岩切さん。6位で襷をもらう前後に高校生や一般の部が4チームひしめく中、抜きつ抜かれつのデッドヒートを演じ、最後は6位でフィニッシュ!!
・今年は1区のトップが15分31秒、優勝チームが1時間7分26秒と4人平均タイムが17分を切るチームが登場。3〜4年前に3位、準優勝になった時は1チーム5人制時代とはいえ、平均17分30〜40秒でも優勝争いができ、今年の千代田エリートタイムは昨年の4位よりも良かっただけに今年はハイレベルな争いになりました。それでも6位入賞を果たしたエリートチーム、本当にありがとうございました。
◆千代田エリート18
・2018年度のタイムトライアル、駅伝で平均18分台を出すチームで構成。
・鈴木さんがケガで応援にまわり、笹岡くんが当日インフルエンザになり補欠を起用。
・1区大門くんが皇居では自己ベストの18分40秒のロケットスタート!!彼はどんな天候でも力強い走りをしてくれます。
・これに刺激された2区飯村さん、肉離れから10日後の別大を完走し、さらに1週間後に内濠駅伝と無理していただきましたが、結果はこちらも皇居ベストの19分32秒で通過、ゴール後倒れてしまい、まさに大門くんの力が乗り移った力強い走りになりました。
・3区は補欠の粟野さん。笹岡くんの補欠は同じトライアスロンの粟野さんしかいないと監督の私が粟野さんに目配せしてしまい、当日1時間前に緊急代走をお願いしましたが、無理を承知でスタートから飛ばしていき、21分37秒で襷をつなぎました。本当に本当にありがとうございました。
・この魂のような襷を最後につないで走ったのが4区池嶌さん。前週に箱根駅伝ランナーもよく参加する丸亀国際ハーフに出場し、50代半ばで自己ベストの1時間26分台を更新する猛者は東京マラソンに向け、前日30km走をして足がパンパンの状態でも快く引き受けてくれ、20分7秒でゴールしました。東京マラソン自己ベストの3時間6分台以内に期待しています。頑張ってください!!
・千代田エリート18はケガ人や風邪でメンバーが変わり、チーム名の18分台には届きませんでしたが、暫定10位に入り、千代田初の3年連続2チームトップ10入りを果たしました。当日までメンバー入れ替わりもある中、皇居の自己ベスト2名を含む素晴らしい走りで頑張ってくれました。本当にありがとうございました。来年は再度エリート18を目指しましょう!!
◆千代田エリート19
・2018年度のタイムトライアル、駅伝で平均19分台を出すチームで構成。
・チーム数に制限がある内濠駅伝では5km20分台以内の選手を上位からピックアップするのですが、その中で初参加となった1区山梨(力)さん。この1年半登り調子の山梨さんは19分50秒でスタート!!本人曰く、自己ベストの19分30秒切りを目指したため不本意とのことでしたが、雪の中のスタートでも19分台で走れるということは昨年の今頃は19分台を目標にしていたので、常に19分台は確実に出せる走力が出ている証。千代田の模範ランナーの春以降の走りがますます楽しみです。
・2区は藤原さん。1週間前の別大後、実は足に痛みが出ており走れるか不安でしたが、最近の実業団や箱根駅伝選手、そして別大メンバーまでもがNIKEシューズを多く履いているため、藤原さんもこの1週間でNIKEの厚底シューズを購入して走ったところ、痛み無く走れたということで20分28秒で通過!!しかし本人は奥多摩選考基準から漏れないように、再び19分台に乗せる走りをしなくてはと言っていました。
・3区は平林春樹さん。忘年駅伝で20分3秒を出し、19分台が近い男という期待を込めて今回の内濠駅伝に参加を打診。結果は21分22秒とやはり寒すぎるコンディションに影響が出ました。春以降のタイムトライアルに期待です。
・最後は辻さん。辻さんも昨年3年ぶりに自己ベストが出ており、今回も自己ベストの期待を込めて参加を打診。結果は21分29秒。4区は最後まで寒さに耐えて待っていたため、寒すぎるレース展開で良いタイムが出ませんでした。しかし、まだ2019年は始まったばかり。平林さん同様、春以降のタイムトライアルに期待です。
・チーム名の19分台には届きませんでしたが、暫定16位と健闘しました。来年は再度エリート19を目指しましょう!!
◆千代田レディースエリート
・2年ぶりに優勝を飾り、3年連続2位以内という快挙達成です!!おめでとうございます!!
・この2年、現役中高生とのマッチレースを繰り広げ、2年前は九段中等陸上部を抑えて優勝、昨年は同校にリベンジされて準優勝というライバル争いを展開しましたが、今回の相手は二松学舎高校がライバルとなりました。
・1区昨年のタイムトライアル新人王のスピードランナー篠原さんが、二松学舎2チームと三つ巴の争いを演じると4km地点で失速してきた二松学舎Bチームを抜いて、21分14秒と2位で襷を渡します。
・2区は安定感を誇る石川さん、前日30km走をしたとは思えない走りで1分差をつけられていた二松学舎Aチームを抜き、首位に躍り出りとさらに1分近く差を広げ、20分57秒で通過!!
・3区は宮本晃子さん。諸事情で3時間ほどしか睡眠が取れていないコンディション不良、かつ雪の中でも袖なしのランシャツ、短パンと山ちゃんと同じスタイルで登場!!それでも忘年駅伝の時と約20秒ほどしか変わらない走りを披露。彼女もどんなコンデイションでも力強く走れるパワーがあります。22分42秒で1位をキープ。
・アンカーは、西山亮子さん。1週間前のタイムトライアルでライバル山岡さんの自己ベストを抜いた西山さん。夏の方がタイムが伸び、冬が苦手な彼女は、昨年の内濠駅伝で24分39秒と本人曰く不本意なタイムでしたが、昨年は準優勝で銀メダルだったため、今年は金メダルが欲しいと言っていた気持ちが走りに現れたのか、22分47秒で走り抜け、2年ぶりV奪回のゴールテープを切りました!!ゴールの瞬間、皆で両手を挙げて喜び、審判だった池田勢津子さんも「優勝でーす」というねぎらいの声をゴール後の西山さんにかけていました。
・これでこの3年間、千代田レディースエリートは、優勝→準優勝→優勝!!千代田史上初の3年連続2位以内を飾り、賞状と盾だけでなく、個人個人に金メダルが授与されました。
・千代田レディースエリートは今、激戦の時代です。今回の優勝メンバー4人(篠原→石川→宮本→西山)は、2年前の優勝メンバー5人(加藤→丸林→石井→香織ちゃん→山岡)と全員違う顔ぶれ。5人のうち、ケガや所用で今回欠場した方もいますが、この9人は23分台以内で走れるメンバーであり、かつ大御所のりずみさん、金綱さん、渋谷さん、小宮山さん等も控えているので、今、千代田の女性陣は層が厚い時代を迎えています。奥多摩駅伝の男性ボーダー基準に入っているランナーも9人中過半数いるため、まさに千代田男女戦国時代に突入しています!!エース加藤さんの「男ども、ついてこい!!」は、まさに言葉だけでなく、当たっているのです!!
競技後は、各ポイントで応援してくれたメンバーと合流し、集合写真と千代田エリート、女性エリートの表彰状と盾、メダルを披露した写真撮影を行い、雪のため打ち上げは竹橋ではなく青蓮に集まって約25名近くで盛大に乾杯と成績披露。その後、別大報告も行い、山田監督の三本締めでお開きとなりました。
今年も若手とベテランが融合した素晴らしいチームとなりました。私自身が選手兼任監督
で5回目の内濠駅伝を迎えますが、毎年別大1週間後かつ一番寒い時期の駅伝で、1区の選手としていっぱいいっぱいで、また風邪の流行と大会シーズンでケガする可能性も一番多い駅伝なので常に皆さん無事に出走できるか心配ですが、サポーターで走っていただける方がいるのは本当に心強いです。皇居三大駅伝でもこの駅伝だけは補欠や代走が集まりにくく、起用しにくい駅伝なので、私も青年監督でまだまだ遠慮しているところがありますが、前もってサポーターには万が一走ってもらう覚悟もお願いするようにしていかないとと思い、勉強になります。
今回、選手、代走、記録係、カメラ班、集金係、差し入れ担当等、全てにおいて多大なる支援をしていただき、本当にありがとうございました。
特に今年は初の雪の中の皇駅伝で、サポーターの方々にはランナーよりもじっと寒い立ち仕事を行っていただき、辛い状況もありましたが、皆さんの支援のおかげで、2チームの表彰、特に女子の優勝奪還を見ることができ、とても感慨深い大会になりました。
何より大会が多いシーズンの中、雪の影響で路面も滑りやすい中、多少のケガやコンディション不良がありながらも無理せず安全かつ速く走ってくれたことは選手を預かる監督として安堵しています。
平成最後の内濠駅伝も襷が全員つながって本当に良かったです。
千代田のレベルが上がっている昨今、新加入も続々のメンバーが揃っているので、新元号初となる来年の内濠駅伝は男女合わせて全チーム入賞を目指して、頑張りましょう!!
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