わたけん年末日光道中ラン2018
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2018年12月29日〜31日
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【3日目】

最終日(三日目)の距離は約35km。短いながら、標高差があるのは分かっちゃいたけど、そういう例え方をされると身構えてしまう…。話としてはおもしろいんですけど(笑)。。

渡辺健介

そして3日目の朝、宇都宮宿出発から5kmも走ると、体感的に勾配を感じられるようになる。角度は大したことはないが、残り30kmの道のりが思いやられる…。

さらに、マイナス気温の影響で、スマホの電池残量がみるみる減っていって「1%」に!モバイルバッテリーを繋ぐも1%から上がらない…(汗)。

実は以前に経験済みの現象で、寒いと電圧が低くなって、使える電池容量が減るんですよね。

じゃあ温めてみよう!…というわけで、コンビニに駆け込み、カイロ購入。スマホにカイロ貼ったのは初めてですよ(笑)。まあ、日光道中なら電池切れても平気だけど、中仙道や甲州道中ではそうはいかないでしょうから、ここは実験!

そのうち、気温も上がり、カイロも熱くなり、電池残量も10%、30%と増えていき、事なきを得ました。結局、カイロ温め実験の結果はハッキリしませんでしたが、いずれにせよ、寒いときの長旅はスマホの電池に要注意です。

やがて15kmを過ぎて、徳次郎宿を通過する頃、これまで北を向いていたルートが西に折れる。遠くには、日光三山である男体山や女峰山が姿を現わす。こういう風景の移り変わりって、旅の醍醐味ですよね。俄然テンション上がります!

さらに走って行くと、街道沿いに杉並木。おおー、これが日光杉並木街道!しかも車両通行止め区間もあったので、写真撮りまくって、ドローンも飛ばして、大興奮状態!

徳次郎宿、大沢宿を経て、今市宿に到着。路上の看板に「二宮尊徳の墓」の文字が。あれ?二宮尊徳は小田原出身だったはず…。行ってみる。報徳二宮神社へ。

案内看板を見ると、晩年は日光神領の復興に尽力されたそうで、今市宿でお亡くなりになられた。お馴染みの二宮尊徳像(歩きスマホの祖)の横には遺訓が。

人生れて学ばざれば生れざると同じ
学んで道を知らざれば学ばざると同じ
知って行うこと能はざれば知らざると同じ
故に人たるもの必ず学ばざるべからず
学をなすもの必ず道を知らざるべからず
道を知るもの必ず行わざるべからず

「行う」、つまり行動することが大事であると。書物を読んで勉強するのは行動するためだと。もっと若いうちにこういう考え方に触れて、共感したかった…。でも、時は戻せない。今やるしかない!尊徳先生、サンキューでした。

その後、緩いながら延々と続く上り勾配で足を使い果たし、昼メシのタイミングを逃したこともあり、かなりのヘロヘロ状態で最後の鉢石宿に到着…。

あまりに腹が減っていたので、少し早めの年越しゆばそばを補給。

最後は待ってくれたいた仲間と共に三輪さんばりの熱い猛ダッシュ!神橋(しんきょう)を渡ったところで熱狂ゴール!3人で喜びを分かち合いました。

3日間150kmの日光道中ランを終え、翌朝、無事に家康公の御墓参りができました。早足ながら歴史の遺構と現代の日光道中を体感し、仲間と走って、話して、鍛えられて、幸せな時間となりました。一緒に走って頂いた仲間、応援してくれた皆様に感謝!

次はGW10連休が待っている(笑)!

◯三日目(12/31月)リザルト
◆発着:宇都宮宿→日光東照宮(約35km)
〈宇都宮宿(栃木県宇都宮市)→徳次郎宿→大沢宿(日光市)→今市宿→鉢石宿→日光東照宮〉
◆食事:
・りか姉さんの差し入れオニギリ
・完熟リンゴ物語(りんごジュース)@荒牧りんご園【徳次郎宿】
・あげゆばまんじゅう@さかえや【鉢石宿】
・ゆばそば@味処あずま【鉢石宿】
・関東・栃木レモン(レモン牛乳)@栃木乳業【鉢石宿】
◆観光:
・報徳二宮神社
・日光東照宮
◆宿泊:日光パークロッジ
◆ドローン:
・日光杉並木街道
◆体調:両足腿・ふくらはぎの筋肉痛、右足裏の疲労痛(回復済み)
count: カウンター

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