◆第75回皇居内濠周回駅伝大会 一覧へ戻る
2001年〜 2025/2/11(日)

【第75回内濠駅伝結果】

祝!!女子エリート2年連続準優勝(8大会連続トップ3)!!男子エリートも17大会連続入賞(6位以内)おめでとうございます!!

今年は祝日=火曜日開催(毎年建国記念日の開催のため)ということで、仕事や用事があり、例年より選手が集まらない駅伝でしたが、新人、助っ人含め無事にエントリーでき、かつ風邪やケガによる欠席もなく、出走できました。参加された選手のみなさん、サポートしてくれたみなさん、本当にありがとうございました。今年も昨年同様、暖かい気候でしたが風が強い駅伝でした。

◆千代田エリート

・前週の別大マラソンのサブスリー組が基本セットで走るエリートチーム、今回は山ちゃんのみエリート組で出場です。

・1区は2020年以来の内濠1区の山ちゃん。別大から中8日あったので足も回復し、香織ちゃん直伝のストレッチもしっかりこなして臨みました。スタートから快調な走りで時計を見るとなんと1km3分16秒と見たことない速さ。ここまで先頭をキープしますが、さすがにこのタイムは普通ではなく、1.5kmあたりから4人抜かれ、2km3分49秒まで落ちます。それでも7分5秒といつものTTより速いのでこれをキープしようとするも竹橋の上りで中だるみし3kmは3分58秒と黄信号。高校生男女含む5人に抜かれるも半蔵門からの下りで1人抜き返し、4kmは3分39秒と回復、さらにそのまま下り坂のスピードを利用して抜かれた3人の後ろを10〜20m差まで詰めて最後の1kmを脅威の3分18秒で走り、18分ジャストをマーク!!(速報は17分58秒でしたが、正式は18分ジャストで6年ぶりの17分台ならず・・・あと1秒・・・)

・2区は昨年11月入会の新人、平井優紀さん。本人曰く「腹痛による体調不良と寝不足でいつものパフォーマンスは出せなかった。」と言ってましたが、3人抜いて19分22秒で6位入賞圏内に入り、襷を繋ぎます。

・3区は山ちゃん友人の助っ人、萩原岳人さん。10年以上前から毎年11月に開催される文京区の礫川マラソンで共に表彰台にのぼった経験もあるラン仲間です。ここ最近は前より走れていないとのことや駅伝参加が十数年ぶりということでしたが、月間走行距離100km前後なのに昨年12月の湘南国際マラソンで3時間26分を出す豊富な経験を活かして、1つ順位を落とすも20分15秒で入賞ラインのままアンカーに繋ぎます。

・4区はベテラン田中師匠。日曜にポイント練習をしたが風が強く不安ということでしたが、今日も風が強く、1人抜かれて1人抜いて入賞ラインを維持し、20分6秒とベテランの意地を見せて、後続に数秒差で逃げ切りました。ゴール後、審判から「6位入賞で表彰あるから、残っていてください」と言われ、一安心。17大会連続エリートチーム入賞を死守し、表彰状と盾をゲットしました。エリートチームの皆さん、ありがとうございました!!

◆千代田エリート19

・2024年度のタイムトライアル、駅伝で平均19分〜20分台前半を出すチームで構成。前週の別大マラソン完走組から山梨力さん、川那部岳志さんが出場です。

・1区は昨年同様、飯村龍星さん。昨年の内濠駅伝で19分48秒をマークした学生に今年も1区を託しました。強風の影響もあったか、今年は20分9秒と惜しくも19分台ならず。本人も「とても悔しい!!」と言っていたので、またTTや駅伝で挽回することを期待しています。4月から大学を卒業して社会人になるので、仕事をしながら走る時間を確保する難しさもありますが、20代が少ないので社会人になっても来てくれると嬉しいです。

(飯村龍星さんと田中師匠のタイムが2年連続ほぼ同じなのは偶然か!?コンディションや相性が似ているのか!?)

・2区は飯村亮さん。2年連続親子の襷リレーです。2010年代に別大に6回出場したベテランはコロナ以降、もう1つの趣味である卓球にシフトしていて、あまり走れていないと言ってましたが、襷をもらうと8秒差で先を行くレディースエリート2区の石井牧さんとデッドヒート!!序盤で抜き、中盤で抜き返され、また抜き返す争いを演じ、最後は12秒差を広げて21分27秒で逃げ切り通過。昨年より約20秒遅かったですが、一気に8人抜いて親子で素晴らしい走りを見せてくれました。また別大再チャレンジに向けて、卓球からランに全振りしてほしいです。

・3区は山梨力さん。前週の別大で自己ベストを7分近く更新する3時間21分で走った好調を維持し、この1年で最も速い20分12秒をマーク。昨年は失速して21分4秒だったので、約50秒速いのが好調の表れです。さらに8人抜いて、トップ10に入る9位まで一気に順位を押し上げます。本人曰く「年齢にあらがい、再び19分台を出す」という目標まであともう少しです。

・4区はこちらも前週の別大で3時間31分と制限時間のゴールは惜しくもできないものの完走を果たした川那部岳志さん。惜しくも2人抜かれてトップ10は逃しましたが、2日前のTTも皇居で走った心配もよそに、20分52秒と山梨さん同様、別大+内濠駅伝セットを魂の走りで走ってくれました。

・千代田エリート19の結果は、1時間22分40秒と19分台は1人も出ず、5km平均20分30秒で惜しくもチーム名のミッション達成ならず!!今回のエリート19は飯村龍星さん以外60代と50代で構成しましたが、皆年齢を重ねても、タイムがさほど落ちず、同世代ライバルも多いため、強風などの天候による外的要因もあったと思います。今年もまた切磋琢磨するシーズンにしたいですね。ありがとうございました。来年はエリート19のミッションを達成しましょう!!

◆千代田ミキティ包囲網

・ここ最近、千代田で一目置かれたタイムを出し、奇跡の70代と大人気のミキティこと小島幹矢さんを中心に彼に打ち勝つライバル3人という同じチームなのにライバル構成というコンセプトチームを結成。

・1区は岩崎修さん。ミキティより1歳年下の71歳。昨年の5kmベストはミキティよりわずか1秒速いライバル。1区で一人旅にならずに集団で走ったことが功を奏したのか、前半飛ばしていったランナーを後半でかなり追い抜き、23分20秒をマーク!!主役のミキティに襷を渡します。

・2区はミキティ(小島幹矢さん)。スタートから声援を受け、左手でニコニコしながら桜田門を出ると強風にも負けない力強い走りを出します。2日前のTTでは23分45秒でしたが、桜田門スタートで最後は下り坂という利点を活かして桜田門から中継点の200mは前の選手を猛追し、そのままの勢いで通過。結果は、23分21秒で、サムさんにわずか1秒差で敗れたり〜!!これでサムさんはミキティ包囲網を突破しました。昨年同様、サムさんの逃げ切り強し、今年も奥多摩駅伝ボーダーレースのこの二人から目が離せません。

・3区は徳山一さん。ミキティより3歳下の69歳。ここ最近は24分〜25分台ですが、ミキティ包囲網ということもあり、いつもより気合が入りました。5人抜いて、結果は24分01秒とこの2年で一番良いタイムを出しました。あと一歩で23分台でした。コンセプトとしてはミキティ包囲網突破失敗!!

・4区は木村英俊さん。ミキティより15歳下の57歳。昨年の内濠駅伝で4区のミキティを最後並走して引っ張り、23分2秒のタイムに導いたキム兄ですが、今回はライバル相手です。一番年下の自分が一番遅いのはまずいと必死に走り、この1年で最も良いタイムである24分23秒で、3人抜いてフィニッシュ!!3コンセプトとしてはミキティ包囲網突破失敗!!

・今回はタイムを基準にしたチームではなく、ライバル争いを促すコンセプトチームを結成しましたが、ここ最近のタイムより良いタイムが出て、現有戦力の底上げの刺激になれるような走りを見ることができました。タイムは1時間35分5秒、5km平均23分35秒で2024年の奥多摩駅伝選考基準合格ラインには34秒届かずですが、徳山さんも今年の9月で70歳になり、サムさんやミキティも22分30秒(23分切り)を目指すと意気込んでいるので、70代駅伝チーム結成に向けて切磋琢磨して、世代を超えたチーム同士の対決も見たいです。

◆千代田レディースエリート

・前回大会は錦城学園に敗れて準優勝。今年も若手とベテランが融合するチームで結成。前週の別大マラソン完走組から石井牧さんが出場です。

・今回も錦城学園の現役中高生とのマッチレースを繰り広げる大人 vs 学生対決再び。今年は錦城学園が男子チームも合わせて総合5位に入るぶっちぎりの走りを見せて連覇を達成し、惜しくも優勝返り咲きはできませんでしたが、4度目の準優勝、7大会連続2位以内という快挙を達成しました!!おめでとうございます!!

・1区は若手ホープ、井上みなみさん。つくばで3時間7分を出し、あと一歩で大阪国際女子マラソン切符に届きませんでしたが、その反動か、ここ1か月はモチベーションが下がり、昨年の忘年駅伝で出した19分台は期待できないと言ってましたが、ランナーが多い1区配置が功を奏したか、風の影響をものともせず、千代田エリート19の1区飯村龍星さんよりも8秒速く、20分01秒をマークし、2位に数秒差の3位で襷を渡します(速報は19分58秒でしたが正式タイムは惜しくも20分01秒で昨年5月のTT以来の19分台ならず)。みなみちゃんは、今回の千代田の男女含む16人の参加でも3番前のタイムで、日本で最後の駅伝を有終の美で飾りました。

・2区は石井牧さん。前週の別大マラソンで女性の千代田では13年ぶり4人目の完走を果たした好調を維持して、すぐに前の女性ランナーを抜いて2位に出ると、千代田エリート19の飯村亮さんと抜きつ抜かれつのデッドヒート!!「飯村さんがずっといたので、良いスピードをキープできた」ということで、21分38秒で3位との差をかなり広げます。

・3区は田中玲子さん。長引く腰痛の影響で24分台になることも最近はしばしばありましたが、TT年間平均11〜12回とほぼ皆勤の継続性で自分の身体を一番理解している中でベストを尽くし、23分57秒で2位をキープ。

・4区は杉本由奈さん。数年前の出産明けから少しづつ走り始め、昨年夏のTTは26分も12月の忘年駅伝は21分台まで上げてきた調子を年明けも維持し、21分44秒で3位に大差をつけてフィニッシュ!!出産前の5km20〜21分台のベストに戻してきました。

・最終タイムは1時間27分20秒、平均21分48秒。これで2017年以降の7大会、千代田レディースエリートは、優勝→準優勝→優勝→準優勝→優勝→準優勝→準優勝と学生対決をしながら優勝と準優勝を繰り返しながら千代田史上初の7大会連続2位以内を飾り、賞状と盾だけでなく、個人個人に銀メダルが授与されました。来年は再び1位奪還を目指し、再来年は初の連覇を目指しましょう!!

内濠駅伝は参加チーム数に限りがあるので、今回も男女のエリートチームとコンセプトチームで集めましたが、若手、ベテラン、新人、常連含め、2025年の奥多摩駅伝ボーダー基準を満たして、コロナ禍以降で減らした奥多摩駅伝チーム数を1つ増やせるよう男女とも切磋琢磨して群雄割拠の時代にしていきましょう!!

競技後は応援してくれたメンバーと合流し、集合写真を撮った後、成績発表と各選手のコメント披露。その後別大報告を行い、打ち上げは初めて桜田門駅から近い有楽町の居酒屋で実施。助っ人の萩原さんが色々、千代田走友会と縁があることに盛り上がりました。

今年も内濠駅伝はチーム数がコロナ前の半分以下で、一般の部は約50チーム、女子はたった5チームしか出場せず、大会事務局からも「ぜひ参加してほしい」と例年より早く案内通知が来る状態でした。逆に言えば入賞するチャンスは前より上がるので、千代田走友会のスローガン「みんな誰でも青春」を合言葉に毎年、上位に食い込むチーム力を維持できればと思います。

選手兼任監督で9回目の内濠駅伝となりました。毎年別大1週間後の一番寒い時期の駅伝で風邪や大会シーズンでケガする可能性も一番多い駅伝で今年は例年より選手が集まらない中、全チームで襷を繋いで結果を出すこともできて本当に感謝です。皇居三大駅伝でもこの駅伝だけは補欠や代走が集まりにくいのですが、今回も選手、代走、記録係、カメラ班、集金係等、全てにおいて多大なる支援をしていただき、本当にありがとうございました。皆さんの支援のおかげで、今年も2チームの表彰(男子入賞、女子の準優勝)も維持でき、素晴らしい大会になりました。

何よりシーズン真っ只中、また寒い中、多少のケガやコンディション不良がありながらも無理せず安全かつ速く走ってくれたことは選手を預かる監督として安堵しています。

来年の内濠駅伝は、男女合わせて全チーム入賞を目指して、頑張りましょう!! 

文責:山ちゃん
写真、動画:大谷、池田、渡辺、片山

スタート前
終了後
アルバムを見る(88枚) (要合言葉)
結果     一般の部 チーム参加  監督:山田隼
ゼッケン   1区 2区 3区 4区
千代田エリート

No.23 6
氏名 山田 隼 平井 優紀 萩原 岳人 田中 博之
累積タイム 0:18:00 0:37:22 0:57:37 1:17:43
区間タイム 0:18:00 0:19:22 0:20:15 0:20:06
区間順位 8 8 8 13
累積順位 8 5 6 6
千代田エリート19

No.24 11
氏名 飯村 劉星 飯村 亮 山梨 力 川那部 岳志
累積タイム 0:20:09 0:41:36 1:01:48 1:22:40
区間タイム 0:20:09 0:21:27 0:20:12 0:20:52
区間順位 26 18 7 17
累積順位 26 17 9 11
千代田ミキティー包囲網

No.25 30
氏名 岩ア 修 小島 幹矢 徳山 一 木村 英俊
累積タイム 0:23:20 0:46:41 1:10:42 1:35:05
区間タイム 0:23:20 0:23:21 0:24:01 0:24:23
区間順位 39 30 24 31
累積順位 39 38 28 30
千代田レディース
エリート

No.93 2
氏名 井上 みなみ 石井 牧 田中 玲子 杉本 由奈
累積タイム 0:20:01 0:41:39 1:05:36 1:27:20
区間タイム 0:20:01 0:21:38 0:23:57 0:21:44
区間順位 2 2 2 2
累積順位 2 2 2 2
  一覧へ戻る