屋外の活動がメインになるランニング旅は、天候や事故の危険をゼロにすることができません。走力の差も大きく未経験者も含む70名規模の参加者を受け入れるため、数次の現地下見を含め、出来る限りシミュレーションをしました。なので、事故なく二日間を終えられたことが何よりだったと思います。

　今回の箱根合宿はここ10数年なかった大規模リニューアルです。拠点を元箱根に移したこと、新たなコースを開発し、様々な走力のグループに満足してもらえる工夫を凝らしたことは、大きなチャレンジでした。ペースの違う複数のペースランナーを依頼したことで箱根合宿に新しいコンセプトが持ち込まれました。私達が思っていた以上だったのは、皆さんの走る熱意です。タイムが速い遅いに関係なく、コース企画者＆ペースランナーの想定以上に、各グループの皆さんが走り切ってしまい驚きました。合宿後いろんな人がメール等メッセージを寄せてくれましたが、新しいコンセプトが非常に受け入れられうれしく思っています。綿密な準備のもとペースランナーを引き受けてくれた皆さんには感謝感謝です。周りを引っ張るリーダーは大変ですが、ベテランはベテランの味で、若手には新しいチャレンジとして、来年も楽しんで引き受けていただけたらうれしいです。

　箱根合宿の企画は私達幹事にとって、千代田走友会の魅力は何なのか、ランナーにとって箱根合宿はどんな意味を持てるのか、考える機会になりました。今年幹事は新しい柱を立てることに苦労してやってきました。大きな枠組みは作ることができたので、来年はそれぞれの持ち味で多くの人に参画してもらうことができます。「みんなが主役、いつもハーモニー」を目指してきた千代田走友会です。走ることがもっと楽しく、より意義深くなるような、愛される合宿にできればと思います。