第14回隠岐の島ウルトラマラソン 一覧へ戻る
2019/6/16/日曜日
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 昨年に続き、隠岐の島ウルトラマラソンに参戦!そして、昨年に続き、フェリーで船酔い状態での上陸…(笑)。
 今年の目標は何が何でも「サブ10」を達成すること!年に1度しかないウルトラ参戦となるため、このレースにかける想いは強い。
 …と、タイムも大事なんですが、この大会最大の魅力は、何と言っても島民のみなさんによるおもてなし!
 前夜祭では、美味しい島料理、地元の子供たちによるエール、川内選手の歓迎セレモニー、地元バンドの生演奏と幼児のダンスパフォーマンスと盛り沢山の催しで参加者を楽しませてくれます。
 会場では、前回のレースで知り合った仲間と再会でき、とても楽しい時間を過ごせました。
 また、今回宿泊した宿「ゲストハウス佃屋」では、若女将が趣味の手料理をふるまってくれました。料理のバリエーションが豊富で、盛り付けも綺麗で、味は当然サイコーに美味しい!
 心のこもったおもてなしを受け、エネルギー満タンでレースを迎えることができます。リピーターが多いのも頷けます。
 さて、レースの結果は8時間53分58秒。昨年の記録10時間21分05秒から1時間半弱の短縮となり、まさかの「サブ9」達成!さすがに自分でも信じられませんでした!
 昨年から大きく改善したのは、「坂上りで絶対に歩かない」ようにしたこと。富士山トレーニングや街道ランでの峠越えでは、その点を意識して走っていたので成果が出ました。
 それに、今年は気温18度前後と走りやすかったこともプラス要素でした(昨年は14から22度に上昇)。
 ただ、島の天気は変わりやすく、途中で大雨や強風にも見舞われたので、色んな状況に備えておくことの重要さを肌で感じました。
 大会当日のおもてなしも素晴らしく、温かい声援(名前を呼んでもらえる)と充実のエイド補給によってエネルギーを注入してくれます。
 また、島をぐるりと一周するコースは、アップダウンが厳しいものの、海と山の大自然を堪能できます。当日はどんより灰色の空だったにも関わらず、岩肌を打つ波が蒼かったのには感動しました。
 レース本番で秘かに楽しみにしていたのは、前回大会女子優勝の篠ア理紗ちゃんとの直接ガチンコ対決!
 僕は先行型、彼女はイーブン型なので、スタートして早々に彼女を追い抜き、少しずつ差を広げていきました。
 去年の彼女のタイムは9時間03分18秒。スタート時は勝とうなどとはさらさら思ってなかったのですが、60-80km区間の難所である3連続アップダウンをクリアしたあたりでサブ9がうっすらと視界に…。
 「もしかして、このペースなら勝てるんじゃないか…!」
 …と、確信に近いものがあったんですが、それも束の間、85km地点のエイドでふと振り返ると、そこにはピンクのウェアが!

…え?えええーーー!な、な、な、何でいるのー!!!???

 目玉が飛び出るくらいビックリでした(笑)!
 その後は(言うまでもなく)グングン引き離され、理紗ちゃんは2年連続女王に!女王の華麗なる強さを目の当たりにしました。
 …というような感じで、競技も、人との交流も、美食も、景色も、(今回は時間の関係であまり堪能できませんでしたが)観光も、文化も、歴史も楽しめます。
  別大と並んで超オススメの大会です!船酔いしてでも参加すべし(笑)!

 文:渡辺健介

名前
Time(G) Time(N) 種目別順位 総合順位 種目
篠ア理紗 8:45:34 8:45:31 1/4 1/120 100K女子29歳以下
渡辺健介 8:53:58 8:53:47 3/59 9/364 100K男子30歳代