〜タイムカプセル郵便メッセージ〜 元のページへ戻る
10年後の2028年、60周年の新年会で、タイムカプセルを開けます。
10年という月日を、皆様は想像できますでしょうか?なかなか難しいと思います。
今回の企画には「過去から現在、現在から未来へつなぐ、つなげる千代田走友会」というコンセプトもあります。
「未来」というタイムカプセル郵便につながる「現在」、そして「現在」につながる「過去」。
皆様は10年前、何をされていましたか?思い出してみてください。
また、千代田走友会に入ったきっかけは?なぜマラソンを走り始めたのでしょうか?さまざまな出来事が思い出されるでしょう。
過去を振り返ると、一人一人に思い出が、物語があったはずです。
そして、千代田走友会で多くの仲間に出会い、その仲間とともに今日、50周年を迎えました。
10年前、この仲間と一緒に、未来を考えることを想像された方は、ほぼ居ないと思います。
このように、未来を想像することは難しく、時には不安を抱いてしまうこともあるでしょう。
その一方で、わからないからこそ希望があり、夢をもてるのではないでしょうか?
10年後には、千代田走友会が存続しているのかどうかも、本当はわかりません。
50年の長い歴史の中には、千代田走友会が消滅する危機も、きっと何度もあったでしょう。
それでも50年続いてきた。そこには理由があるはずです。
皆さんは、なぜ今ここにいるのでしょう?
今日、50年目を迎えられた理由は、実は、皆さんが一番よくご存知なのです。
これまで「思い出リレー」のインタビューを収録して、ホームページに動画を掲載しています。
インタビューに応じてくださった皆さまが語ってくれた中に、たくさんのその答えが、あったのではないでしょうか。
明日になれば、今日のこの新年会も、過去の思い出になります。
皆さんの記憶と、写真と、そしてこの手紙だけが、新年会が存在したという証拠です。
そう、千代田走友会という場所は、実は、ここに来たいと思う皆さんの気持ちがつくりだしています。
皆さんがここに来たいと思うから、千代田走友会が存在する。
一人一人が主役、一人一人の思いがつくる、それが千代田走友会。
10年後も、皆さんが、今日のような機会を持つことができますように。
10年後も、今、笑っている皆さんが、笑顔で手紙を受け取れますように。
願いをこめて、それでは、手紙に封をしましょう。
人生をマラソンに例えることがあります。
もし人生がマラソンならば、千代田走友会は、ウルトラマラソンのエイドステーションのようだと、私は思います。
ハーフやフルマラソンといったスピード重視のレースでは給水所、給水ポイントとよばれ、
そこは素早く水分や栄養を補給する場所です。タイムを意識し、走りながら給水することも多く、
時には給水所をパスし、タイム短縮につなげることもあります。
レースの距離もフルマラソンを超えると、給水所からエイドステーションとよばれるようになります。
ウルトラマラソンのエイドステーションは、同じく水分・栄養補給の場所ではありますが、
そこまでの厳しく険しい道のりや、新しい出会い、発見、喜びを、共に歩んできた仲間たちと語り合い、
分かち合える場所でもあります。また、立ち止まり、休息をとり、レースで疲れた体を休め、リフレッシュできる場所であり、
そして、まだ見ぬ先の長いゴールへ向かうために、経験豊かな先輩方からアドバイスを頂戴し、再スタートの一歩を踏み出す元気と勇気をもらえる場所です。
千代田走友会は、まさにそんな場所ではないでしょうか?
そして、エイドステーションは、ランナーを応援する多くの仲間たち、それを支える多くのサポーターやボランティア、
たくさんの協力があって成り立っています。
50年続いた千代田走友会、これから50年後100年後、その頃には、ここにいる私たちはもういません。
しかし、千代田走友会が100年後も続いているならば、喜ばしいことではないでしょうか?
過去から現在、そして未来へと、一本の糸となる。
先輩方が走ってこられた皇居を、私達が走り、未来の仲間もまた皇居を走り続け、
思い出はリレーとなり、つながり続けるでしょう。
そして私たちもまた、歴史の1ページとなるのです。
さあ、手紙を10年後の未来へ届けましょう!!ここにある「タイムカプセルBOX」へ、手紙を投函してください。
(文責 粟野 、森)
〜10年後の60周年で手紙を受け取って、また盛大に皆さんで、千代田の還暦をお祝いしましょう♪〜
 2018年1月21日 元のページへ戻る