◆第74回皇居内濠周回駅伝大会 一覧へ戻る
2001年〜 2024/2/11(日)

【第74回内濠駅伝結果】
祝!!女子エリート準優勝!!男子エリートも2015年の3位〜2016年の2位以来、2年連続トップ3の3位で、16大会連続入賞、また全体で5km自己新2名が出る素晴らしい大会となりました!!おめでとうございます!!
今年は祝日=日曜日開催(毎年建国記念日の開催のため)かつ三連休の真ん中ということもある中、風邪やケガによる欠席もなく、参加された選手のみなさん、サポートしてくれたみなさん、本当にありがとうございました。例年は寒い中、暖冬の影響もあり、暖かい気候でしたが風が冷たい駅伝でした。

◆千代田エリート
・前週の別大マラソン組が基本セットで走るエリートチーム、今回は山ちゃんと井原健介さん、川那部岳志さんが出場です。昨年は1区の山ちゃんが別大後、中5日でも筋肉痛が治らず、大門さんを投入する事態だったため、今年はリスク回避で4区にして別大後に香織ちゃん直伝のストレッチを行い、回復して何とか間に合いました。
・1区は岩切祐樹さんを起用。8月のキリキリアタック30kmから始まり、つくばで3時間4分、足立フレンドリーは1時間23分とかつての速さを取り戻している中、スタートはやや中盤から入り、そこから徐々にスピードを上げます。中盤から岩切さんが知る俊足ランナーを見つけると4kmまでピッタリつけて加速、残り1kmで突き放されましたが、今回のメンバーで一番速い18分3秒でエリート1区の大役を見事に果たしました。
・2区は奥多摩駅伝同様、岩手県から遠路はるばる来てくれた小原正幸さん。陸上大国、東北だけあって、地元のチームでは小原さんでもBチームというハイレベルの中、今でも切磋琢磨して走っているということで、最初の1kmを3分20秒と10年前の頃を彷彿とさせるスピードを出していましたが、中盤の竹橋の登りで1km3分50秒近くまでまさかの失速。「このままではいかん」と残り2kmを立て直し、18分48秒で襷をつなぎます。それでも十分速いですが、本人は納得できていない様子でした。それでもこの駅伝のために来てくれて本当にありがとうございます!!
・3区は別大出場組の井原康孝さん。別大後の足の疲れが取れていないため、山ちゃん同様、走っている最中にピキッとなったらどうしようかと話していましたが、結果は、別大を走らなかった昨年より6秒速い19分9秒。走ったことが逆に良かった結果となり、5位で襷を渡します。
・4区は内濠駅伝初の4区を担う別大組の山ちゃん。左の内転筋が多少気になりましたが、井原さんから襷を受け取って、桜田門広場を出たカーブからすぐに1人見つけて、1分後に抜いて4位にあげます。1km3分30秒、2km7分10秒で通過すると清麻呂像でもう1人捉えて竹橋で抜き去り、3位に上がります。さらに半蔵門手前からもう1人捉えるも高校生だと分かり、部門が違うから良いかと少し中だるみするも半蔵門からの下りで差を少しづつ縮め、最後は追いつかなかったものの18分14秒でフィニッシュ!!
・昨年より43秒速い1時間14分14秒で、2年連続3位。別大を走った大門さん、渡辺健介さんを補欠にまわしても3位になれる千代田エリートチームの力を発揮し、16大会連続エリートチーム入賞を維持し、表彰状と盾、銅メダルをゲットしました。エリートチームの皆さん、ありがとうございました!!

◆千代田エリート19
・2023年度のタイムトライアル、駅伝で平均19分〜20分台前半を出すチームで構成。
・1区は青木英一さん。東京マラソン3週間前、還暦サブスリーを目指すためのスピード走として参加。山岸さんの予想タイムは19分30秒ですが、さすが申告タイム駅伝やTTで上位の実力、19分31秒と自分の身体をよく知っている走りを見せて、チーム名にふさわしいスタートダッシュを見せます。(本人は納得していないタイム。)
※ちなみに井原さんも山岸さんの予想タイム19分10秒に対して誤差1秒でした
・2区は田中博之さん。最近はコンディション不良が続く中、前日板橋ロードレースに参加していましたが、その中で19分48秒と踏ん張ってくれました。
・3区は山梨力さん。12月の忘年駅伝で3年ぶり19分台に返り咲き、2024年の駅伝も勢いそのままに飛び出すはずでしたが、まさかの21分4秒の失速。今年の1月と2月のTTも21分台前半と年明けから調子が良くありませんが、この悔しさを都民駅伝に向けて晴らしたいところです。
・4区は前週の別大で3時間27分01秒と2年連続別大自己新を達成した川那部岳志さん。膝痛、筋肉痛等の心配もありましたが、問題なく2年連続でエリートチーム同様に別大+内濠駅伝セットで走ってくれました。結果は20分41秒と別大同様魂の走りを見せてくれました。60歳になっても進化する川那部さんは今年も注目選手です。
・千代田エリート19の結果は、1時間21分4秒と昨年より42秒短縮しましたが、5km平均20分12秒で惜しくもチーム名のミッション達成ならず!!今回のエリート19は60代、ほぼ60代、ほぼ50代というベテラン組でしたが、皆年齢を重ねても、タイムが落ちず、同世代ライバルも多いため、今年はさらに切磋琢磨するシーズンにしたいですね。ありがとうございました。来年はエリート19のミッションを達成しましょう!!

◆千代田カムバックエリート
・昨年同様、久しぶりの参加者やコロナを経て再びタイムが上がってきている選手にフォーカスした4人でチームを組みました。
・1区は飯村龍星さん。11月のTTで3年ぶりに父と共に参加すると初フルの松本マラソンでサブフォー達成!!高校生から大学生になり、伸び盛りの若手に1区を託しました。結果は、自己ベスト更新の19分48秒と初の皇居5km19分台をマーク!!田中さんと同じタイムを出して、父に襷を渡します。
・2区は飯村亮さん。昨年3年ぶりにカムバックして駅伝参加してくれた別大経験選手は、初の親子で襷を授受するとコンディションがあまりよくない中、必死に走ります。すると残り1kmの下り坂から1区で走ったばかりの息子が前に出て父を引っ張ります。その走りに引っ張られるように下り坂から桜田門までスパートして、21分5秒をマーク!!昨年より20秒遅かったですが、中盤まで上がってこなかったスピードを息子のおかげで出すことができました。
(健介カメラには、その親子感動の走りの動画が映っています)
・3区は衛門利明さん。サム、ミキティー、牧ちゃん、山岡さんなどライバルひしめく21〜23分台の中で常に上位を狙う中、女子エリートに最後抜かされないために貯金を作るべく、激走!!22分3秒と直近1年の皇居では2番目に良いタイムを出して、襷を繋ぎます。
・4区は小島幹矢さん。71歳にしてこの1年一番ノッている男です。6月サロマウルトラを完走、ぐんまマラソンと神戸マラソンで3時間40分台マーク、足立フレンドリーで1時間43分を出してそれぞれ年代別3位以内に入る活躍。サポーターの木村さんが小島さんと並走して走ります。結果は23分2秒とコロナ以降の3年で一番良い皇居タイムをマーク!!4年ぶりの22分台まで手が届く走りを見せました。
※小島さんは翌日さいたまマラソン(フル)も走り、3時間55分でゴール
・今回もチーム名「カムバックエリート」にふさわしく、自己新1名、直近数年の中で1〜2位のタイムが出て、現有戦力の底上げの刺激になれるような走りを見ることができました。タイムは1時間25分58秒と昨年より3分40秒更新。5km平均21分30秒で2023年の奥多摩駅伝選考基準合格ラインでした。また20代〜70代まで幅広い年齢層で組んだので、世代を超えて切磋琢磨して、2024年の奥多摩駅伝選考(OGC枠)の序章になれればと思います。他にも杉浦さん、鈴木一治さん、春山さん等、カムバック組はいっぱいいますので、第二弾、第三弾と仕掛けたいと思います。引き続き、よろしくお願いします。

◆千代田レディースエリート
・前回大会は九段中等が靴紐を結び直すアクシデントもある中の優勝。今年は駅伝常連メンバーの石井牧さん、山岡利恵子さんを2年連続で欠きましたが、それでも若手とベテランが融合する素晴らしいチームで、惜しくも連覇は逃しましたが3度目の準優勝、6大会連続2位以内という快挙を達成しました!!おめでとうございます!!
・今回も錦城学園、九段中等含む現役中高生とのマッチレースを繰り広げる大人 vs 学生対決再び。
・1区は伸び盛りの若手、井上みなみさん。つくばで3時間23分を出し、前週の神奈川10kmで41分の種目別3位をマークする、今、大阪国際女子マラソンに最も近いランナーです。神奈川10kmの調子そのままに風の影響もものともせず、スピードを上げていくとTT含め皇居自己新の20分46秒をマーク!!
・2区は西山亮子さん。コロナ前の2020年以来4年ぶりの内濠駅伝。一番寒い2月はあまり調子が良くないとコロナ前は言っていましたが、今やそれも関係なし。1人抜いてTT自己ベストに4秒差に迫る21分46秒を叩き出します。
・3区は田中玲子さん。腰痛の影響で昨年は3月以降、23分後半と本来のコンディションではありませんでしたが、昨年女性でTT最多参加賞を獲得した田中さんに女神は微笑んだか、直近1年では一番よい23分11秒をマーク。そしてすぐ後ろに九段中等陸上部が迫り、同時で襷を渡します。
・そして4区はエース加藤里香さん。1月の新宿シティハーフで女子総合5位の1時間28分をマークしたものの右腰から大腿筋に痛みがある中、2週間で必死のリハビリ、最後はロキソニンを飲んで走る姿はさすがエース!!スタートして九段中等が後ろにピッタリついて走る中、500m通過して後ろにすぐ女子がいることを察知するとなんとそこからスピードを上げて引き離し、最初の1kmを男子エリート19でも出せない3分41秒で走ります。中盤はその影響で少し失速するも(それでも2kmを4分、3kmを4分20秒)、3km過ぎ、千代田カムバックエリートの小島さんを見つけると、狙いを定めてスピードを上げます。半蔵門からの下りで錦城学園を抜いて2位に出ると、残り1kmで小島さんそして並走する木村さんを抜いて一気に桜田門へ入り、ゴール!!結果はなんと、2017年の内濠駅伝優時の19分47秒に次ぐ皇居セカンドベストの19分50秒を叩き出し、ゴール後は学生たちと健闘を讃え合いました。また自己ベストを出しながら1区4位で申し訳ないと言っていた井上みなみさんが最後、エース加藤さんのゴールの瞬間、両手を挙げて喜ぶシーンが印象的でした。
(健介カメラには、4区競り合う500mと下り坂の最後500mの映像が映っています)
昨年は1位のまま逃げ切る1人旅でしたが、やはり学生や男子チームが近くにいると燃える女、加藤里香さんはさすがエース!!今回も男子12人中、加藤さんのタイムに屈した人が5人、危なかった人が2名と男女混合にしても文句ない走りでした。
・最終タイムは1時間25分33秒で昨年より3分9秒も速く、内濠駅伝では千代田女子歴代1位のタイム!!そして山岸さんの予想タイムを全て上回った唯一のチームでした。これで2017年以降の6大会、千代田レディースエリートは、優勝→準優勝→優勝→準優勝→優勝→準優勝と優勝と準優勝を交互に繰り返しながら千代田史上初の6大会連続2位以内を飾り、賞状と盾だけでなく、個人個人に銀メダルが授与されました。今年は軒並み他チームも速く、2位のため、来年はさらに更新して再び1位奪還を目指し、再来年は初の連覇を目指しましょう!!

今回も5km22分台以内で走るランナーを集めましたが、若手、ベテラン、久しぶり、常連含め、2024年の奥多摩駅伝ボーダー基準を満たして、コロナ禍以降で減らした奥多摩駅伝チーム数を1つ増やせるよう男女とも切磋琢磨して群雄割拠の時代を維持していきましょう!!
競技後は応援してくれたメンバーと合流し、成績発表と各選手、サポーターのコメント披露。その後新宿シティ、神奈川、別大報告を行い、集合写真を撮った後、パーティールームで健介さんのアッピア街道映像や撮れ立ての内濠駅伝映像を視聴して盛り上がりました。
今年も内濠駅伝はチーム数がコロナ前のの半分以下で、一般の部は約50チーム、女子はたった5チームしか出場していないため、3年前のタイムより悪いタイムでも入賞する結果となりましたが、千代田走友会のスローガン「みんな誰でも青春」を基に毎年、上位に食い込むチーム力を維持できればと思います。
選手兼任監督で8回目の内濠駅伝となりました。毎年別大1週間後の一番寒い時期の駅伝で風邪や大会シーズンでケガする可能性も一番多い駅伝の中、全チームで襷を繋いで結果を出すこともできて、本当に感謝です。皇居三大駅伝でもこの駅伝だけは補欠や代走が集まりにくいのですが、今回も選手、代走、記録係、カメラ班、集金係等、全てにおいて多大なる支援をしていただき、本当にありがとうございました。皆さんの支援のおかげで、コロナ禍でも2チームの表彰、特に男子トップ3、女子の準優勝も維持でき、素晴らしい大会になりました。
何よりシーズン真っ只中、また寒い中、多少のケガやコンディション不良がありながらも無理せず安全かつ速く走ってくれたことは選手を預かる監督として安堵しています。
来年の内濠駅伝は、男女合わせて全チーム入賞を目指して、頑張りましょう!! 

文責:山ちゃん
写真、動画:大谷、池田、渡辺

スタート前
終了後、女子と男子それぞれ2位と3位の賞状、盾、メダルを手に
アルバムを見る(323枚) (要合言葉)      動画 Youtube ( 分 秒)
結果  一般の部 チーム参加  監督:山田隼
ゼッケン   1区 2区 3区 4区
千代田エリート

No.34 3位/47チーム
氏名 岩切祐樹 小原正幸 井原康孝 山田隼
累積タイム 18:05 36:53 56:02 1:14:15
区間タイム 18:05 18:48 19:09 18:13
区間順位 8 6 4 5
累積順位 8 4 5 3
千代田エリート19

No.27 8位/47チーム
氏名 青木英一 田中博之 山梨力 川那部岳志
累積タイム 19:33 39:21 1:00:25 1:21:06
区間タイム 19:33 19:48 21:04 20:41
区間順位 13 8 12 13
累積順位 13 9 8 8
千代田カムバックエリート

No.28 11位/47チーム
氏名 飯村龍星 飯村亮 衛門利明 小島幹矢
累積タイム 19:50 40:56 1:02:59 1:26:00
区間タイム 19:50 21:06 22:03 23:01
区間順位 17 15 13 25
累積順位 17 13 13 11
千代田レディース
エリート

No.95 2位/5チーム
氏名 井上みなみ 西山亮子 田中玲子 加藤里香
累積タイム 20:49 42:35 1:05:44 1:25:34
区間タイム 20:49 21:46 23:09 19:50
区間順位 4 3 3 2
累積順位 4 3 3 2
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